SANMIXについて

SANMIXについて

SANMIX についてABOUT SANMIX

SANMIX について粉体の分散・混合に特化した揺動式遠心粉体センサー特許取得済み

「SANMIX」は、粉体の分散・混合に特化し開発いたしました。
粉体混合は、混合中に発生する摩擦熱によって粉体の性質を変化させるなど熱影響による様々な問題が懸念されています。
弊社では独自の自公転方式による公転運動と遥動運動の組合せによって、せん断力や流動など混合に必要な要素が得られ粉体の短時間かつ低温域での分散・混合を可能としました。また、容器の傾斜と自転の組合せによる遥動運動は容器内で粉体に上下にせん断力を加え流動します。

これによって比重や粒子径の異なった粉体を短時間で効率よく分散・混合することが出来ます。
さらに本装置はコンタミネーション(異物混入)対策および作業効率の向上に有効です。一つの装置で多種類の混合を行う場合、混合物が容器内に残留しコンタミネーションが起こります。このような異物混入を防止するため、本装置では各種任意容器がアダプターによって装着が可能となり、保管容器での混合も可能なため洗浄の必要が無くなりコンタミネーションが皆無となりました。
従って研究開発から少量混合の生産に至るまで様々な分野で効率向上に繋がります。

高い混合能力High mixing ability

一般的に混合羽根を持たず容器を回転させるタイプの
混合機は力が弱く、混合速度が遅いですが
SANMIXでは独自機構により発生させた強いせん断力に
より高い混合能力を有しております。

写真は日本粉体工業技術協会提唱の評価方法の試験例
です。炭酸カルシウム(白)と酸化鉄(赤)を混合させ、そ
の色合い(明度)から混合度の度合いを評価する方法で
す。

図2に示す通りSANMIXは混合羽根を有する混合装置と
遜色ない混合速度を持つことがわかります。

他の評価事例については下のリンクをご参照くださ
い。

混合事例を見る

高い混合能力High mixing ability

疑集粒子の混合

一般的に混合羽根を持たず容器を回転させるタイプの混合機は力が弱く、混合速度が遅いですがSANMIXでは独自機構により発生させた強いせん断力により高い混合能力を有しております。

表1. 実験条件

使用粉体 重量(g) メディアン径 かさ密度
(g/cm²)
容器容量
(ml)
充填率
(50.60)
回転速度
(rpm)
運転速度
(minute)
仕様型式
酸化鉄 約1 0.4 0.4 200 200 200 0.5.1.3.5.10
20.40.60.90
MX-05T
炭酸カルシウム(白) 約0.5 48.5 48.5

写真は日本粉体工業技術協会提唱の評価方法の試験例です。炭酸カルシウム(白)と酸化鉄(赤)を混合させ、その色合い(明度)から混合度の度合いを評価する方法です。

表2. 混合時間における色合い(明度)の変化

図2に示す通りSANMIXは混合羽根を有する混合装置と遜色ない混合速度を持つことがわかります。

図1. 時間ごとの明度および到達度の変化

図2. 混合特性曲線

他の評価事例については下のリンクをご参照ください。

混合事例を見る

任意の容器を使用可能Any container can be used

SANMIXでは、お客様がご使用になる容器に合わせたアダプタで容器を固定しますので、任意の容器が使用可能です。
従って、常に新しい容器を使用できるためコンタミ(異物混入)が皆無となり、装置の洗浄も不要となります。

型式MX-10Tでは直径140mm×高さ160mm以内、型式MX-05Tでは直径112mm×高さ130mm以内の容器であれば使用可能です。

  • ※容器保持タンク蓋を手で締め付け、空転防止スペーサーとの間で容器を固定させます。
    容器保持タンク蓋は運転中の回転(反時計方向)に依り、容器を押さえ込む
    自締め作用が働いて蓋の押え付けが緩むことを防ぎます。微細な紛体を撹拌する場合は以下の点にご注意下さい。空転防止スペーサーに紛体等が付着すると摩擦力が低下し、容器が保持タンクの中で空転する場合があり、混合が不十分になる可能性があります。
    その場合、中性洗剤等で付着した紛体を拭き取り、摩擦力を回復させてからご使用下さい。

独自の混合原理Unique mixing principle

混合メカニズム

SANMIXでは「容器の公転」により発生する遠心力と「容器の自転」による容器内での粉体の回転力
そして容器が傾いていることによって生じる斜め上下方向のせん断力により粉体の分散混合を進めます。

一般的な遊星式混合装置では容器は常次公転の中心方向に傾いていますが、SANMIXでは
図のように公転とは関係なく一定方向に傾きを維持しています。
これは弊社独自の機構であり、この機構により上下方向のせん断の向きが変化することで
より高い混合性能を実現しております。

運転パターン設定Driving pattern setting

運転パターンの設定

本機では3種類の回転速度からなる運転パターンを設定できます。設定可能なパラメータは①回転速度、②運転時間、③サイクル数の3種類です。※左図※下図

粉体混合において最適な運転条件は材料の物性や容量、混ぜる組み合わせによって様々です。
本機では上記のように運転パターンを調整することで、混合条件の最適化を図ることができます。

運転パターンの登録機能

本機では運転パターンを最大9種類まで記憶することが可能です。一度登録すれば、以降は登録番号を選択するだけで、すぐに所定の運転パターンを呼び出すことができます。

安全機能Safety features

非常停止スイッチ

緊急時に瞬時に装置を停止させるため、非常停止スイッチを搭載しております。

ふた開閉センサ

本機のふたには開閉センサを搭載しており、ふたが開いた状態では運転を開始できない仕様となっております。

ふたロック

本機はふたにソレノイド式のロックを搭載しており、運転中は自動的にふたをロックすることで回転体との接触による危険を防止しております。

SANMIXの仕様Product

MX-10T

MX-05T

形式 最大
容器容量(L)
容器設置数 最大容器寸法
(直径×高さ)mm
最大回転数
(rpm)
駆動モニター
(kW)
電源入力[AC]
(V)
外寸法(mm)
※シグナルタワーを除く
装着重量
(kg)
MX-10T 約1 4 140×160 240 0.75 100
or
200
640x690x1076mm 165
MX-05T 約0.5 4 112×130 240 0.4 520x640x698mm 95

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