混合事例MIXED CASE

[混合事例紹介] 添加剤の効果

2022/03/19

今回はSANMIXが苦手としている高流動性粉体同士の混合について検証していきます。

粉体の組み合わせは下記の2通りです。

①アルミナ研磨材(粒径180μm) + ガラスビーズ(粒径75μm)

②アルミナ研磨材(粒径180μm) + アルミナ研磨材(粒径50μm)

表-1に左側に①、②の粉体を運転速度240rpm、運転時間30分で混合した際の混合状態を示します。

いずれも混ざっていないことがわかります。

表-1_添加剤の効果

これまでの検証で、高流動性粉体同士の場合に混ざりにくいのは両者の運動速度の差が大きいことが原因ではないかという仮説を立てました。(→参照

その仮説に基づいて、装置の回転数を下げるなどの対策を実施してきましたが、今回は別のアプローチで両者の速度の差を埋めようと思います。

具体的には添加剤を使用します。

混合する2種類の物質とは別の第3の物質を少量混ぜることで、両粉体の動きを邪魔させ、速度の差を小さくするという案です。

添加剤には下記の2種類の物質を使用しました。

(1)炭化珪素研磨材(粒径4μm)

(2)アルミナ研磨材(粒径4μm)

これらはこれまで検証に使用してきた中で特に流動性が低い粉体です。

いずれもメインの粉体に対して重量比で3%添加し、先ほどと同じ試験条件で混合を行いました。その結果を表-1の右側に示します。

いずれの場合も添加剤を入れなかった場合と比べて、大幅に混合度が改善していることがわかります。

またアルミナ研磨材(粒径4μm)でも多少効果は下がるものの混合性の改善が見られることから、メインの粉体以外の物質を加えられない場合でも、メインの物質の粒径の小さい粉体を少量添加することで混合性改善の可能性があるという点で有益であると思います。

 

今後もこのような混合性の検証試験を随時行っていきます。

弊社に試料を送付いただければ、無償にて評価をさせていただきますので、ぜひお問い合わせください。

以下のリンクをご参照ください。

 

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